新国立バレエ「不思議の国のアリス」を花子さん(小4)と観てきましたので、その感想をば↓
訪れたのは2022年6月4日(土)18:30~の回。
終演が21:30過ぎていましたが、意外と小~中学生のお子様連れが多く来られていました。
コロナに翻弄され3年ぶりの上演
バレエ「不思議の国のアリス」はイギリスのロイヤル・バレエ団で2011年に初演されたとても新しい演目です。
その後各国で演じられているそうですが、アジアでは新国立バレエ団だけが上演許可を受けているものだそう。
日本では2018/2019年シーズンで新国立バレエ団が上演したそうですが、残念ながら当時私と花子さんは見に行っておらず。
そしてその後はコロナ禍で、バレエ公演が取りやめとなり、アリスも中止になっていました。
今回2011/2022年シーズンとして約3年ぶりに満を期して上演とのことで、アトレ会員先行予約日にすぐさまチケットを取りました。
私、「不思議の国のアリス」のお話が子供のころから好きなので、バレエになったらどんな感じかとても楽しみにしていたんです。
新鮮な気持ちで楽しみたかったので、私も花子さんも事前予習は全くなしで臨みました。
バレエらしからぬ?エンターメント性が高い
古典バレエって、美しいけど少々退屈な部分もあるんですよね…
娯楽が少なかった時代19世紀~20世紀初めは、それでも多くの人を惹きつけたのだとは思います。
が、映画やTVが普及し、さらにはCGを合わせた加工が加わり、またミュージカルやシルクドソレイユみたいな派手な舞台も多くなった現在、
一般大衆に対してはバレエは少し訴求力が弱いのだと思います。
そんなわけで2011年に英国ロイヤル・バレエで作られたバレエ「不思議の国のアリス」は21世紀型バレエと称されるように、
適度なバランスで現代的な感覚を取り入れた作品でした。
スクリーンとプロジェクターを使って、空間の高低や墜落を表現したり、水を表したり、文字を出していました。
クラッシックバレエ演目でこういう演出は(私の数少ない経験では)見たことががなく、むしろご法度なのかな?と思っていたので、
それらを果敢に取り入れて、新しく改革している姿勢には頼もしさを感じました。
そして見終わったあとは、私も花子も大満足でした。
コミカルな役どころの力量
最近は終演後、花子と意見を言い合うのも楽しみの一つです。
今回は花子も私も「マッド・ハッター」役と「ハートの女王」役が素晴らしかった、ということで意見が一致しました。
私たちが見た回では「マッド・ハッター」はオーストラリア・バレエからこの役のために来られたジャレッド・マドゥンさん。
「ハートの女王」は木村優里さん。
コミカルな踊りだけではなく、演技力もありました。
特にハートの女王のナンセンスな踊りは、かなり難しそうでした。
そして、子供受けする演目とされている【くるも割り人形】よりも、こちらの方が子供にとって楽しいのではないか?と私も花子も思いました。
↓翌日、私も花子も「不思議の国のアリス」を読み直しました。
コロナ対策が緩和されていた
2020年や2021年に新国立バレエにお邪魔した際は、新型コロナ対策として「来場者カード」の記入が必須でした。
あんまり意味をなさない書類だと思っていましたが…それが今回から撤廃されていました。
さらにホワイエでの飲食物販売が復活していました!
実際飲食するのは屋外(屋根付きテラス)か、ブリッジカフェという条件付きでしたが、飲食もできてよかったです。
劇場内でもだんだんと日常を取り戻しているのが嬉しかったです。
鑑賞デビューには、夏休みプログラムがおすすめです
新国立では毎夏4歳以上のお子様向けのバレエ特別プログラムを上演しています。
今年は「ペンギン・カフェ」↓
子ども向けプログラムは、時間も短く(休憩含んで全90分)、解説もあり、お値段もリーズナブル。
4歳から小学生で2750円、中学生以上(大人)は5500円です。
観客の多くはお子様連れなので、少しマナーが悪くても「お互い様」感があり、気持ち的にも楽です。
バレエ鑑賞デビューにぴったりだと思います。
チケット一般販売がスタートしていますので、ぜひお子さんと足を運んでみてくださいね。
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