学校が再開して夏休みが終わってしまった子供も多いと思いますが、
「夏は受験の天王山」
今年の夏休みは短く、なかなかまとまった勉強とはいかなかったケースが多いのでは?
受験生や親にとってもなかなか難しい夏だったのではないかと思います。
小学校受験
今年都内でお受験の知人と世間話をしたら、今年は講習も模試も人数を絞っており(ソーシャルディスタンスのため)、学校別が思うように受講できないと。
そして各校の試験も、3密を避けるために例年とは趣向を変えた学校もあり(運動考査をなくしたとか)、対策がしづらいそうです。
みなさん条件が同じとはいえ、前例がないというのは辛いですね。
国立小の受験についても、ラスボス的日程だった筑波大学附属小では1か月以上試験日程の前倒しが発表され、一つの波乱です。
加えてコロナショックで、私立を希望する受験生が減るのでは?併願校を少なくするのでは?という憶測もあるようですね。
中学受験
こちらもやはりコロナの経済的な煽りで、受験生が減るかも?併願校が少なくなるかも?とは聞きますが、実際のところは終わってみないと分かりません。
例年11月1日が本番の都内小学校受験とちがって、中学受験は2月1日というただでさえ感染症が流行しやすい季節ですから、果たして各校がどんなコロナ対策をとってくるのか、気になります。
すでに発表された範囲では桜蔭などの保護者面接を課していた女子名門校で、保護者面接がなしになった、ということぐらいでしょうか。
受験生が密にならないように、どのような工夫をしてくるのか。
埼玉県の誇るマンモス受験校の栄東が発表した、「1教室収容人数を6割未満(25人未満)にする」というのは、なかなかセンセーショナルでした。
都内の人気校だと、敷地面積からしてなかなかここまでのソーシャルディスタンスで試験が可能なところはないような気がしています。
医学部受験
小学校や中学校受験と同じく、経済的な観点で今年は私大医学部は受験生が減るかも?という噂。
そしてこんな状況でも、東京女子医大では学費の値上げが決まったそうで、今日本で一番授業料が高い私大医学部は女子医となりました。
ちなみに6年間総額で4000万円強かかります。
私大は授業料が安いほど優秀な学生が集まり高偏差値になるので(例えば順天堂大学や慶應義塾大学といった高偏差値医学部は6年間2000万円強)、おそらく女子医は偏差値的にも残念ながら転落しそうです。
感染症と対峙せねばならず、リスキーな職業であることも今回のコロナの一件で世間的にも浸透したので、医学部人気もちょっとは落ち着くかもしれません。