今年5月~7月にかけての妊娠届の減少がニュースになっていました。
そりゃそうだよね、という感想しかありません。
妊婦も0歳児も新型コロナウイルス感染症では重症化のハイリスクに当たります。
コロナ禍の現状を顧みると、若く健康で出産を待てる人は待つのは当然ですよね。
そして経済面でも。
ボーナスが減額されたり、非正規の雇止めがあったり、早期退職が募られたり、と経済的にもどうなるか分からない現状です。
2人目、3人目を考えていたご家庭でも、ちょっと様子見となると思います。
さらに家事・育児面でも。
また普段なら会社や園・学校へ行っていた家族が家庭内にずっといる、という状況で、主婦業はいつも以上に負荷が大きくなりました。
そんな状態で、もう一人なんて「無理」となるのではないでしょうか。
実際、私は子どもの休校が続いたとき「一人っ子で良かった・・・」とつくづく思いました。
これで下の子(特に0~3歳くらい)がいたら、夫婦で仕事も育児も回すことなんて無理だったと思います。
女性の自殺率の増加も
女性の自殺が増加していることも問題となっています。
特に30代以下で去年比74%増加という、尋常ではない増え方をしています。
シングル層なのか、既婚層なのかは分かりませんが、どっちにしてもコロナでの皺寄せはより女性に来ている。
非正規雇止めが主な原因ではないか、という記事が出ていました↓
私もそうかな、と感じます。
経済的に困って、この先も希望が持てない、という状態かなと。
今はまだ正規職を雇うときに、同じ条件なら男性の方が採用されやすい、という悲しい状況があります。
女性はまず新卒の時に正規職になれるかのハードルがあって、
そのあと結婚した後に夫や家族の都合というハードルによって正規職を離れざるをえないこともある。
そういう女性特有の不安定な経済状況が、気持ちを蝕む。
コロナ云々のせいにするよりも、その背景にある女性の非正規職の多さ、正規採用時の理不尽な男女格差という大元の問題が解決しないことには、どうしようもない気がします。