国立の受験は日程が煩雑なので、夫の全面的な協力(付き添い、書類提出、アンケート、面接)がなければ受けることすらままならなかったと思います。
花子は体調を崩すことなく最後の国立受験もこなしました。
合否はともかく、予定していた日程を最後までこなしたことだけでも5歳の身としては素晴らしいことだと思いました。私が思っているよりもずっと根性のある子でした。
そして結果については、受験を決めた一番最初に夫婦で話し合った通りにしました。
○○小学校に決めたよ!
○○小学校の先生からぜひ来てねって!
とだけ告げました。他の学校の合否には触れません。花子の反応が心配でしたが。
そっかー!○○小学校か!よかった~。
予想以上にすんなりと受け入れてくれました。
受験した学校は全て花子が嫌がっていない学校にしたのですが、花子がどの学校を一番気に入っているかはよく分かりませんでした。
試験次第なところもあるので、花子も無邪気に○○が1番いいとは言えなかったんだろうと思います。
そのため親が決めた最終的な進学先を受け入れてくれるか心配があったので、あっさりと受け入れてくれて安堵しました。
花子はその後、他の受験校のことは一切口にしなくなりました
花子はその後は他の受験校のことは一切言わなくなり、合否についても尋ねてきません。私たち夫婦も一切他校のことは話題にしません。
それは合格をいただいたけど進学はしない学校に誤った優越感を持って欲しくないから。
また不合格だった学校に劣等感を持ってほしくないから。
私たちが教えないと花子も分かっているから聞いてこないのだと思います。そんな様子を見ると精神的にも成長したなと感じるとともに、早生まれ5歳児にちょっと無理して成長させすぎたかなと思ったりもします。
花子が大人になったら、あの時こうだったと伝えてあげたいなと思っていますが、まだまだ20年くらいは私たち夫婦の胸にだけしまっておきます。