我が家の面接本番は、娘と夫については特にトラブルなくできました。
私については某女子校で集中砲火を浴びました。フルタイムで働いていることについてです。
一般的に両親への面接は、7割方父親への質問で占められていて、母親は出過ぎないのがセオリーとされています。それがこの学校は7割方、私への質問で終始しました。
私とはミスマッチな学校だという自覚はありました。
何せ母の会の活動が盛んな学校です。ただとても良い学校だと感じ、日程的に受けられそうだから願書を出したのです。(第一志望校ではありません。)
「説明会でもお話しましたけど、わが校はお母様方に来校していただく機会が多いのです。あなたの仕事では無理でしょう」ということを面接中に婉曲にチクリチクリとやられました。
面接が終わってからの我が家の会話は・・・
この学校、こちらから願い下げだね。
そうね。まぁそういう学校だったってことで。
「自立した女性を」とか「女子教育を」謳っているはずの女子校なのに、教育の結果として責任ある仕事を持っている女性には来てほしくないのだ、建学の精神は絵に描いた餅だったんだと失望感で一杯になりました。
建前的には「働いているお母様もいらっしゃいます」と学校側は言います。
うちのお教室の先生も「校長先生と直接お話したけど今の時代ワーママにも来てほしいと仰ってたわよ」と言われました。
しかし後日、某大手教室の学校別でこの学校を担当している先生にお聞きしたら「あの学校で母親が働いてるなんて言っては絶対ダメです」と。
公には言い難いけど、働いてないと嘘をつく、数か月休職してから、もしくは一旦退職してから受験に臨むなど、その学校を第一志望にしている方はやっていますよ、と。
価値観の問題ですけど、私はそこまでする必要はないなと感じました。結局この学校にはご縁をいただきませんでしたが、面接の感触だけで分かっていた結果でした。