都内の小学校受験は11/1から。
10月になると街中でも、事前面接日なのか受験服を着た小さなお子様とご両親の姿を見ることが増えて毎年のことながら時期が来たなと感じます。
本人が感じた小学校受験
娘が小学校6年生の時、有志の児童がお手伝いをするというのがありました。
そのとき担任の先生が受験についてクラスの子に思い出を聞いたそうです。
当日の問題のこと、できた問題やできなかった問題のこと、同じ教室で受けた子のこと、面接官だった先生のことなどなど、とてもよく覚えていたクラスメイトがいたそうです。
行動観察で他の子の状況を見て、先生受けを狙って戦略的にふるまった、というエピソードを話していた子もいたそう。直後からこれで自分は受かると確信できたとか。早熟な年長さんすごい。
一方のうちの娘「私ほとんど覚えてないの、ただ○○先生が試験の時観察されていたことは覚えてる。他の学校のことも覚えてなくって、みんな何でそんなに覚えているのか不思議」と。
状況が分かって覚えているかどうかは、本人の成熟度によるのだと思います。娘の場合は、早生まれということもあり幼すぎましたね。残念だった学校のことも全く記憶に残ってないようでした。
ただ「巧緻性の練習で、ハサミやちぎりを沢山やったのは覚えてる。ペーパーはやって記憶がない。受験が大変だった記憶がない」と。
娘目線で言うと、なんとなーく試験を受けた、そして入学した、学校はとても良かったから入学できてよかった!ということらしいです。
親目線で小学校受験を振り返ると
小学校受験当事者のときは一大事で時間もお金も費やしました。結果、望んだ学校に入れてとても良い小学校生活を過ごすことができたので、受験したことに後悔はないです。
けれど、我が家はその後の附属中高での学園生活は選択せずに、別の学校へと進学しています。
どんどん子供本人の考えも変わるし、親の思いも変わります。盲目的にここにさえ入れば大丈夫!とは思わずに、常に別の選択肢にも目を向けたり、他の道も肯定的な目で見ることも大切かなと思います。
娘の学校の場合、成績や素行不良でご家庭が望みとは反して内部進学が不可となった方もいましたし、そもそも小学校の途中で不登校となり、公立へと転校された方もいました。
入学の段階では期待を込めて入学したけれど、やはり全員が満足した形で中高と上がっていくことは難しい。
なので「この小学校に入らなければ!」と思い詰める必要は全くなく、もしも残念でも違うところに良い道があります。
それを「万事塞翁が馬」と言ったり「ご縁」と言ったり。いずれにせよ、振り返ってみると小学校お受験のために右往左往したことも一瞬のことになるので、気負いすぎないのが良いと思います。
今年受験の方が良い道に導かれることをお祈りします。