もう10月なので都内各私立小学校の願書出願も終わり、面接が次々と行われていますね。
そして直前期の追い込み講習を受けているのか、私が退勤するような夕刻でも電車内で紺色親子をよく見かけるようになりました。
私は、前にも少し書きましたが試験が始まる前の10月、まさにこの時期が精神的に一番辛かったです。
弱音を吐いていたら先輩ママから「辛い時は『世界でひとつだけの花』の歌を思い出して」とアドバイスいただきました。
そのため私はひたすら『世界で一つだけの花』を聞いていました。
今、同じ季節が巡ってきて涼しい風に吹かれると『世界にひとつだけの花』を思い出します。
特に私の心にぐさりと刺さったのはこの部分。
花屋の店先に並んだ いろんな花を見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけど どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて 争う事もしないで
バケツの中誇らしげに しゃんと胸を張っている
それなのに僕ら人間は どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で 一番になりたがる?
そう、わたしが辛く感じてしまったのは、花子を周りと比べてしまい不十分と感じる部分に対してどうにか仕上げようと焦っていたからでした。
でもそこは個性として、今の花子の最大限の実力であるとして全て私が受容するのがベストアンサーでした。
花子自身は「しゃんと胸を張って」ました。
それを私が「比べたがる」なんてなんと愚かなことか。
「一人一人違うのに」ね。
花子は結局、私の焦りとは裏腹に本命校にご縁をいただきました。
「No.1じゃなくてもいい もともと特別なOnly one」は真理だったのだなと。
母親である私がこの気持ちを見失ってはいけなかったのだと気付かされました。
そしてまた秋が巡ってきて、この曲とともにお受験当時を思い出す今日この頃です。