子宮内膜症性卵巣嚢胞の手術記、続きです。
前回はこちら↓
手術の翌日の様子
手術翌日の朝は、特に痛みもなく、気分不良もなくすっきりと目覚めました。
バイタルも傷跡も問題がなく、主治医からもOKが出たので、点滴棒を持ちながら歩いてみました。
普通にスタスタ歩けました! 全然痛みもない。
ということで、導尿の管が抜けました。
以前全身麻酔を受けた時は、このど導尿カテーテルが不快で不快でたまらなくて何度も「早く抜いてほしい」とお願いした位だったのですけど、今回はほとんど気になりませんでした。
痛みは驚くほどなくって、普通に売店まで行けました。
手術翌朝からこんなに歩ける人は少数派です、と言われました。
主治医から術中所見の説明を聞く
主治医から手術の様子を写真を交えて説明してもらいました。
「癒着が思ったより少なく、出血も測れないくらい少量だった。
予定通り、片側の卵巣と、両側卵管+子宮を摘出した(臓器の写真も見せてもらいました)。
骨盤内に他に内膜症を疑うスポットも無かった。」
これには驚いてしまいました。
なぜなら痛みが本当に強かったから、癒着が強いことや、骨盤内腹膜に他にも内膜がくっついいているのでは?と予想していたからです。(←こういう例もあり、その場合術中に焼灼すると聞いていました。)
健側卵巣はきれいで、予定通り残しましたと聞いてホッとしました。
卵巣が療法なくなると、一気に更年期症状が出るので、片方だけ残せてよかったなと。
「本人が月経時に感じていた痛みの程度と、病変の大きさや癒着の程度は比例しない」ということは知識の上では理解したつもりでしたが、実際自分の身に起こるととても不思議な感じがしました。
術後1日目〜5日目と退院
術後は本当に何も問題なく、痛みもほぼない状態で、病棟内スタスタ歩いておりました。
創部もクリア、血液検査上も問題なく、術後5日目には晴れて退院となりました。
入院中、体はとても元気で退屈だったので、仕事のZOOMカンファレンスに出たり、院内自分のデスクに行ってちょこっと仕事するくらいはできました。
病室では私物タブレットを持ち込んでいたので、読書したり、動画を観たりとゆっくり過ごせました。
個室にしていたのもリラックスと言う点では良かったです。
ラッキーなことに、ここは職員割引で個室料がお安くなるのです。
コロナ禍だったので、入院中はずっとマスク着用、家族の面会禁止(術中待合室での待機だけ許可)というのは、なかなか奇妙な感じでした。
娘には手術・入院は秘密にしていました
実は娘には入院、手術するとは言わずにいました。
「出張で1週間留守にする」と数カ月前から説明しました。
面会可な状態だったら娘にも言って、来てもらったら良かったんですけど、今回はそうではなかったので不安を抱かせないために内緒にしました。
出張だと信じていた娘からは「毎日メール頂戴ね、お土産も忘れずに」と言われました。
そんな約束をしていたので、手術当日も病室に帰って麻酔から覚めたらすぐ、娘にメールを打たねば、と気になっていました。
退院後も、腹腔鏡手術だったので傷跡は全然目立たず。
一緒にお風呂に入ることもありますが、娘はよもや、私がお腹の手術を受けたなんて気付いていません。
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