今日も病院での集団感染のニュース↓

中野江古田病院 新たに87人が感染 都「院内感染の可能性高い」 | 毎日新聞
東京都は12日、中野区の中野江古田(えごた)病院で医師や入院患者ら計87人が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。同病院では今月4日に入院患者5人の感染が判明しており、感染者の累計は92人になった。都は院内感染が起きている可能性が極めて高いとみており、クラスター(感染者集団)の発生状況などに
感染を知っていながら病院側が「経営判断で」公表していなかったということも一部メディアでは報じられています。
これは酷いですね・・・。
しかし、私が勤める病院でもコロナ対応をめぐって「経営側 vs 医療従事者側」という構図を感じる場面があったり。
そして医療従事者内でも、「第一線スタッフ vs その他スタッフ」でも対立場面が出てきています。
以下、個人的な雑感ですが・・・
多分COVID-19のためのワクチンが開発され、途上国を含めた世界中で接種されるまで、どんなに早くても2年はかかるでしょう。
特効薬というのはインフルエンザ同様なく、ある程ウイルス増殖を抑えるのみで、重篤な合併症を完全に予防はできないのでは?と思います。
インフルエンザもタミフルをはじめ薬がありますが、それでも不幸にも脳症など重篤な合併症をきたしたときは死に至ります。
COVID-19に対して世界中が免疫を獲得するまでは、どこかで爆発的に罹患者や死者が出る、というのがモグラたたきのように起こりそうです。
世界中の人が免疫を獲得したとしても、新たな変異ウイルスによるパンデミックが起こる可能性は残ります。
地震や水害、火山の噴火と同様、疫病というものもやはり人類にとっては切り離せない。
After コロナで元の生活を取り戻すことを考えるより、
Withコロナ/Withまだ見ぬ疫病として社会や医療の仕組みをどうすべきか、
考え直した方が良いのではと思います。