【京都旅行③】日本三景「天橋立」に行ってみる、段々畑に、雪に、合掌造り?

2022京都

春休みに行った京都への家族旅行の記録の続きです。

日本三景の一つ、天橋立へ

私はじつは日本三景の一つ「天橋立」に一度も行ったことがなくって。
幼少期の数年間、関西に住んでいた夫に聞いても「ない」と。

せっかくだからこの機会に行ってみよう、ということで今回の旅で計画してみました。

京都駅からレンタカーを借りてびゅうっと北上。

天橋立で有名な日本海側の町、宮津市まで行きました。

京都市内から車で2時間弱かかります。

購入したるるぶ「京都編」には天橋立は載ってなかったのですが、京都府と言えどもエリア的には市内から離れた「丹後地方」、ここまで足を伸ばす人は稀ということなのですね。

「天の橋立」の絶景

天橋立を見渡せる山に「天橋立ビューランド」という、リフトあるいはモノレールで行く小さな遊園地があります。

そこが犬連れOKなので行ってみました。

リフトを使って上に上がります。(写真は帰りに下るときの様子です↓)

ビューランドでは、天橋立が一望できます。絶景です↓

天橋立は「砂嘴(さす)」という地形用語で分類されていて、成因は海の流れによって運ばれた砂が溜まってできたものとされています。

中学か高校かの地理の授業で習って、「砂嘴」の「嘴(くちばし)」という字がとても難しいと感じたことを思い出しました。

そして、ビューランド内で天の橋立を見ながら自転車こぎ(サイクルカー)

後で聞いたら、花子にとって今回の旅行の中で、この自転車こぎがNo.1に楽しかったことだったそう。

他にも小さな観覧車やメリーゴーランド、さらには無料のブランコまであったので、小さいお子様でも楽しめると思います。

園内は犬をリード付きで歩かせることも許可されているので、長いドライブ後の犬自身のリフレッシュにもなりました。

天の橋立を歩いてみる

天橋立は車が通ることはできませんが、歩行は可能で、近くのレンタサイクルを借りて自転車で渡ることはできます。

花子と私は、全長(3.2km)は無理でしたが、少しの距離を歩いてみました。

↓橋立の外海。砂浜になっていて波が打ち寄せます。

↓橋立の内海。穏やかで湖のような感じ。

天橋立の美しさは「白砂青松」ともいわれるようですが、立派な松の木がたくさんあり、景色にマッチしていました。

宮津市の高原で一泊、なんと雪と合掌造り?

この日は犬連れでも泊まれるコテージに宿泊しました。

宮津市街地からは少し離れた山手(世屋高原)にあるコテージです。

後で知ったのですが、この地は明智秀光の娘、細川ガラシャが本能寺の変のあと2年半程度幽閉された地で、かなりの豪雪地帯だそうです。

コテージに向かう際、ナビの誤誘導で危うく遭難するような道(ガラシャ古道だったようです)に入りましたが、管理人さんの誘導でまともな道でたどり着けました。

3月下旬で、道路は除雪されていましたが、コテージ一帯の畑や山には雪がまだ積もっていました。

コテージのテラスから見た景色

また段々畑があり、合掌造りの家もあり。社会で合掌造りを習ったばかりの花子はかなり感動していました。

しかし後で調べると、これは合掌造りに似た急こう配屋根ではあるけれど、このあたりのものは「入母屋造り」だそう↓

管理人さん曰く、ここはもともと地元スーパー社長が持っている別荘で、会員制として人にも貸していたがコロナ禍で来る人がいなくなり、別のコテージを運営している管理人さんに「ここの運営をやってもらえないか?」と相談され、今管理しているのだそう。

宿泊料金からすると不相応なくらい豪華で広いコテージだったので「別荘」と聞いて納得しました。

この管理人さん(70代女性)がまたとてもアグレッシブなおばさまで。

この地にはご主人定年後にIターンの形で住み、今ではコテージ運営、地元作物を使ったお惣菜づくりなどを複数のお仲間としているのだとか。

↓お手製の美味しいお惣菜も頂きました。地元のフキ、フキノトウ、カブが使ってありました

かなりたくさんのことを教えていただき、マシンガントークと言いますか「THE関西のおばさま」といった感じで、楽しかったです。

京都市内でもそうでしたが、地元のおばさまやおじさまが積極的に声をかけてくれることが多くて「みんなフレンドリーで世話好きだね」と花子は関西の地域性にかなり驚いていました。

わざわざ天橋立まで車で行くのはそれほど乗り気でなかった花子も夫も「来てみてすごくよかった!」と言っていましたし、私自身も想像以上に楽しかったので、本当にここまで足を伸ばしてみてよかったです。


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