ドラマ「二月の勝者」第7話の感想です。
↓放送後1週間はTverの見逃し配信で、無料で見れますよ!
精神年齢が幼い子の中学受験
精神年齢が幼く、中学受験の勉強にいまいち本気にはなれないオーラ(王羅)君にスポットが当たりました。
シングルマザーであるお母さんは仕事が忙しく「塾には申し訳ないけれど、学童代わりに学習塾に入れました」と。
学童に入れなくなった4年生以降、一番長い時間子供を預かってくれるのは塾だったと。
結局、集団塾では騒いでしまい周りのお子さんに迷惑をかけてしまうことから、個別指導塾に移ることになります。
心が幼い子に救いはないのか
小学校受験もそうでしたが、中学校受験も精神年齢が高い子が圧倒的有利だし、逆を言えばそういう子が学校から望まれています。
大学受験を迎える18歳時には、ほぼ同じくらいの精神発達レベルに追いつく場合でも、6歳とか12歳とかの受験の節目ではまだまだ個人差が大きい。
そんな早い段階で受験という勝負に立たされるのは、後のびタイプの子にとっては酷ですね。
かといってこういうタイプのお子さんは、中学校で覚醒するか?というとそれも未知数で、内申点がうまく獲得できない可能性もある。
そして中学受験にチャレンジしても、思うところに届かなかったという事実によって自己肯定感が損なわれてしまうのも大きな問題だと思います。
また恵まれた私立の環境での勉強や仲間づくりが、10代という取り返せない時間で享受できないというのも損失ですね。
幼いタイプのお子さんは、選択枝が限られてしまい、救いがないのが現状だと思います。
早生まれもやっぱり不利
中学校受験の段階では影響が薄まるとは思いますが、早生まれもやはり不利ですよね。
どうしても少し幼い。
5-6年しか生きていない小学校受験では特に早生まれか否かの影響は大きく、我が子は早生まれのため苦労しました。
でも幼児教室の先生からも「精神年齢を上げてください!」という無理難題を言われ、どうすれば…?と途方に暮れたことを思い出します。
幼いことは悪いことではないのに、いけないことのように言われるのはちょっと残念ではありました。
(ドラマでも、オーラくんのお母さんが「こんなおバカな我が子がかわいくて仕方ないんです」と言っておられましたね。)
娘(小3)の感想
今回も見逃し配信で、娘(小3)と一緒に観ました。
花子さんは「うちのサピの先生たち、こんなに優しくないよ。わたしもこんな桜花みたいな塾に行きたいな」と。
先生が生徒一人一人の情報を共有する姿に、今行っているサピにはないものを感じたそう。
確かに低学年サピは、サピの先生との触れ合いが希薄。
親も先生のことがほとんど分からない状態。面談とかもないですし。
ドライな部分がいい面でもあり、物足りない面でもあります。