【二月の勝者】第20巻の感想(ネタバレあり)

2月の勝者(漫画・ドラマ)

2024組の中学受験がひと段落した2/7に、「2月の勝者」の最新巻(20巻)が発売されました↓

表紙のみんなのお顔、とてもりりしい良い表情で「やり切った」感がありますね。

さっそく読んでみたので感想を書きます。

なおネタバレしておりますので、まだ知りたくない方はお気を付けください。

繰り上げ祭りなのか・・・?

漫画の中でも入試は終わり、合否も出て、進学校がどんどん決まっていく2月5日夕方から始まります。

筑駒発表の後に、島津くんの開成繰り上げ合格。

KO中等部発表の後に、まるみちゃんの吉祥繰り上げ合格。

と大きく繰り上げ合格が動き、祭りのようになっています。

実際X(旧Twitter)を見ていても例年2月11日前後までは、補欠や繰り上げの合格は随時出ているようですね。

それだけ複数校を受験して、複数の合格を持っている方々がいるということなのですね。

人気の都立一貫校の合格

さらに島津君は、都立一貫校である大石山(小石川)も合格します。

大石山受験を決めたのは割と直前で、ほぼ対策もせずに受けていました。

黒木先生が島津君レベルなら対策はほとんど不要と言っていましたね。

試験のあとも手ごたえがイマイチだったと言っていましたが、ここも受かってしまうのは流石です。

しかし開成に進むことを決めたあとに発表された都立一貫校の合格。

父親と離婚を視野に別居している母の経済的負担を思うと、島津君なら都立を選びかねない雰囲気。

ここがどうなのかは、結論出ないままこの巻が終わってしまいました。気になります。

繰り上げ合格が来てよかった~

現実ではここまでうまくはいかないとは思いますが、島津君とまるみちゃんに繰り上げ合格が来て、本当に良かったです。

二人とも厳しい精神状態の中、頑張っていましたから。

島津君はモラハラ父親の教育虐待、まるみちゃんはいじめで学校にいけない不登校で苦しんでいましたから。

けれど繰り上がらなかった受験生にもそれぞれにも背景や頑張った事実があるわけで、みんなが同じようにハッピーな結末とはいかないことに、現実の厳しさを感じます。

娘(小5)も最近熱心に読んでいる

うちの娘も、最近時間があるときに「2月の勝者」を熱心に読んでいます。

6年生の流れや、気持ちの変化、全落ちになってしまう恐怖、順調に見える子でも思わぬ不合格はあることなど、一通りは理解できたかな・・・という感じです。

きっと受験したお兄ちゃんお姉ちゃんがいる子だったら、体感的に分かることだと思うのですが、うちは一人っ子なので。

漫画で疑似体験です。


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