中学受験を扱ったドラマ「二月の勝者」を観ています。
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さて、第4回の感想を。
「受験は課金ゲーム」は名言
今回出てきた「受験は課金ゲーム」という言葉は辛辣で、中学受験のいやらしい一面をよく言い当てた絶妙な表現だと思います。
同じスペック(地頭)の子供ならば、そりゃお金をかけて、あれこれ学習環境を整えた方が成績は良くなります。
塾に課金、個別指導に課金、家庭教師に課金、幼児教室に課金…
ただ、お金も時間も有限。
また本人にやる気がなければ、折角の課金も水の泡になるどころか、逆に勉強嫌いになったり、無気力になる、という負の結果をもたらすことがあります。
子供の良い部分を壊さない程度の課金、やらされ感の少ない、さりげなく先回りするような課金というスキルも親には必要なわけで。
中受率の高いエリアに住む(=地価が高い)、そういう小学校に行く(=私立受験小もあり)とか、お勉強熱心な家庭と親子とも仲良くお付き合いする(=芸術系習い事で出会い多し)とか。
そういう「子供が置かれる環境を整える」という間接的な課金活動も大事だよな~と思いました。
課金して得れるものは何?
課金については色々思うところあって…
というのも私の兄弟でいうと、兄1のみ中学受験→私立一貫校で課金されまくったクチです。
兄2と私は受験拒否で地元公立育ち、結果兄1の5分の1くらいしか教育費はかかっていないはず。
で、結局大学進学、その後の就職で、3兄弟でそれほど差がついたかというとビックリするくらい差がついてないです。
ただ兄1だけは、立派な学友や育ちという環境を手にできたのは確か。
兄1の中高学校名は(教育熱心な人の間では)全国区で通じます。
各界で活躍するOBも多い。
けれど私や兄2の出身高校名なんて、悲しいくらい地元以外では何のネームバリューもありません。
中高一貫校で得れた人脈、ものの考え方というのは確実にあります。
兄1のことを「洗練されてる」と昔から私は感じていましたし、今でもそう感じます。
だから中学受験は(小学受験もですが)「育ちを手に入れる」が最大目的なのだと個人的には思っています。
リアリティはある内容だけど…
今回のお話、父親は中受に非協力的で、お母さんばかり大変な役回りというリアリティのあるお話でした。
そして子役の子もとても演技が上手でしたね。
一方気になるのは、毎回父母が美男美女過ぎること、そして各ご家庭のお家が広くきれいなこと。
生活感がなく、ちょっとリアリティに欠けるなと思ってしまいました。
ついでに言うと舞台となる塾「桜花」もとても広々していて、こんな塾は都内にはないのでは?と思ってしまいました。