「そろタッチ」に関する記事に、今でもたくさんアクセスを頂いているようでありがとうございます。
そろタッチ途中(U8)で終了した花子さんのその後についてレポしたいと思います。
そろばん(そろタッチ)を2年間やっていた娘
花子さんは小1~小2の2年間、ipadでやる「そろタッチ」というソロバンを習っていました。
こちらの「そろタッチ」は両手そろばん、かつ早い段階で球を見ずに頭の中だけでやるイメージ暗算が組み込まれている、というのが特徴。
花子さんは全てのカリキュラムは終わりませんでしたが、U8までそれなりに頑張っていました↓
(グローバル暗算検定だと2級相当で、掛け算だと2桁×2桁、割り算だと3桁÷2桁が暗算でできるレベルでした。)
さてさて、「そろタッチ」を辞めてから2年弱経過し今小4。
中学受験塾の算数の世界に足を踏み入れてどうかと言いますと・・・
暗算はそこそこ、ひっ算も併用の状態です
花子の場合ソロバンの球のイメージは頭の中にしっかりと残っているようです。
(これはそろタッチの先生にも質問させていただいたのですが、そろタッチを辞めたあと球のイメージが残らないお子さんもいるそう。
たとえ全過程をスムーズに修了したお子さんでも、残念ながらイメージ暗算が残らない子はいるのだというお話でした。)
小数が関与しない足し引き算については、3桁くらいまでなら精度高く暗算ができています。
掛け算、割り算に関しては、かける数や割る数が3桁以上になると精度的に残念。ひっ算が必須です。
最近サピでもあった、3.14×1桁は暗算ですぐ正答できるから「わざわざ語呂合わせで覚えなくても大丈夫」という状態。
これはそろタッチのおかげだな~と感じます。
そんなわけで問題によって「暗算でうまくできないと思ったら、ひっ算に切り替える」という方式です。
本人的にはどうなの?
花子からは最近、「暗算で全ての問題を正答できないなら、そろタッチを2年間頑張った意味ってあったのかな?」という言葉が漏れました。
私からは・・・
「ソロバン・暗算は、人によってどこまでできるかは差がある。多い桁でも球のイメージが頭の中で確実にできるのは、残念ながら一部の人のみ。
花子は残念ながらその<一部の人>ではなかった。
自分がイメージできない桁数になったら無理せずひっ算して。
ひっ算は時間がかかるかもしれないけれど、イメージ能力に頼らない万人向けな方法だから。」
と答えました。
現状、暗算できる範囲の桁数の計算は、ひっ算より早いことは確実なので、うまくいいとこどりをしてくれればと思います。
振り返ってみても、U8の段階で限界を感じて辞めたことは、娘にとっては良いタイミングだったと思います。
おそらく粘って数か月続行してみても、娘の場合は次へは進めなかったと思います。
くもん算数をさせたほうが良かった?
結局ひっ算も併用になるなら、「公文算数」をさせればよかったのでは?というお考えもあると思います。
公文ならば小数も分数もカリキュラムにありますしね(そろタッチにはないです)。
しかし娘を見ていると、サピ4年で扱う小数や分数の四則演算で躓いている様子はまるでなく。
3~4年生という年齢が上がった状態で小数や分数の概念に触れたため、理解が早いのかなと感じています。
公文を使って早い年齢で小数や分数のところに進んでいたら、こんなにスムーズには習得できなかったのでは?と思います。
以上から顧みると花子の場合は、「くもん算数はさせなくても大丈夫だった」という結論です。
そんなわけで、そろタッチ(イメージ暗算)が抜群にできるわけではない子のその後の状況でした。
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↓「そろタッチ」にご興味がある方は、代表の山内先生のこちらのご著書が参考になると思います。