2年間続けたiPadでやるソロバン・暗算アプリ「そろタッチ」ですが、潮時と感じることがあり、辞めることにしました。
全課程修了せずに辞めることにした理由
本当はそろタッチの全課程である「U12」までコンプリートして辞めよう(卒業しよう)と思っていました。
3月時点で花子がやっていたのは「U8」↓(グルーバル暗算検定だと2級相当です。)
あと5つクリアすれば、全カリキュラムがコンプリート(グローバル暗算検定1級)だったのですが。
3桁×2桁の暗算で躓いてしまい。
その克服にはすごく時間がかかりそうでした。
そして本人も今までにないくらい、3桁×2桁に苦痛を感じていました。
「そろタッチもうやめたい」と何度も言うようになりました。
花子が躓いていたのは、4桁、5桁になると何の位に球があるか、イメージしがたいから。
途中計算過程を数字メモして残したがるようになり、つまり4桁5桁の球イメージしたまま、次に別のかけ算を走らせるのが難しい様でした。(私もそんな芸当できません。)
私にとっては、3桁×2桁の計算まで暗算できるようになる必要性はほとんど感じられず。
正確性が低い3桁×2桁の暗算のままなら、敢えて暗算させる意味はないなーと。
そろタッチのおかげでできるようになったこと
そろタッチのおかげでできるようになったことも沢山ありました。
・2桁×2桁の暗算、
・4桁までの足し引き算の暗算
・4桁÷2桁までのの割り算の暗算
どれも私の筆算よりも早く、そこそこの正答率でできるようになりました。
私の計算力よりも十分超えているなと感じていました。
暗算検定は受けに行きませんでしたが、カリキュラム的に2級相当というところです。
公文式算数との違い
私は公文算数を年中からみっちりやらされて育っています。
公文はひたすら筆算、筆算、繰り返し、間違えた部分はやり直し。
やり直しで全部正解しないと次に進めませんでした。(やり直しの延々ループ。)
私は見事にそのループにはまって、とても苦痛でした。
なので花子には公文算数はさせず、別の方法をさせました。
そんな苦痛だった公文算数ですが、おかげで田舎の小~高校まで自分よりも早く正確に計算できる人には学校では出会わず、先生にも「どうやったらそんなにできるの?」と聞かれるくらいでした。
医学部に行くようになって、衛生学の授業で「計算問題を延々やって疲労を見る実習」というのをやったとき、正答率と迅速さはクラス約100人のうち私は20位くらいだったので「やっぱり私より早くて正確な人はいるんだ」と気づきました。
でも私より下に80人はいたわけで、ここまで計算力がないと医学部に入れないわけではないなとも感じました。
公文で育った私は、花子のソロバン・暗算のように、そもそも桁を間違えるなんてミスはなかったです。
筆算なら(きちんとそろえて数字を書けば)そういう間違えはほぼないですよね。
だから3桁×2桁のような桁数が多くなる場合に、桁を間違えてしまう花子の暗算に愕然としました。(リアルソロバンがあればそういうミスは防げますが。)
計算力と思考力、数学科卒兄からの後押し
私の兄2は算数・数学が大得意で、結局大学は数学科に進み、院も出ています。
そんな兄2とお茶するときに、花子のそろタッチの様子を見てもらったりもしましたが、彼の感想は「ここまでの計算力や暗算力って必要ないんじゃない?」と。
兄2は中学受験していませんが、中受算数の塾講師バイトや家庭教師バイトはかなり長くやっていました。
そして社会人になっても将棋教室のボランティアで子供を教えています。
兄2曰く「そこそこの計算力があれば、あとは思考力の問題だよ。差がつくのは思考力があるかどうか」と。
兄2に言われると確かにという気持ちになり、暗算力を追い求めるのもそこそこにしといた方がいい、と背中を押されました。
ソロバンは万人向けではない、という言葉を反芻
始める前に覚悟はしていましたが、ソロバン・暗算は万人向けではなく、イメージ力が高いという素質に依存するものです。
公文式算数の方が万人向けです。
中途半端な暗算力は、かえって弊害になる、ということもプロ家庭教師西村先生のご著書でも読みました↓
なので、花子の場合は残念ながら暗算力を極めるのはもうこのくらいにして、あとは筆算でいいから正確性を磨く方が大事だなと思い至りました。
最後のステージまで行かなかったのは残念ですが、ここまでできたことに感謝し、花子の頑張りを称えて、そろタッチは終了とします。
(もしも「戻りたい!」という時のために「休会」にはしてあります。でも多分戻らないんじゃないかな?)
花子が今後ソロバン式の考えを使うか、普通の筆算式を使うかは、本人がやりやすく、より正確で楽な方を使えばいいと思っています。
ソロバンのおかげで集中力やイメージ力を鍛えられたのは確かなので、これを活かせていけたらいいなと思います。
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