【COVID-19】職域接種の当番医として働いてきました

世の中のこと

今週から各企業などでの職域ワクチン接種が本格的にスタートしていますね。

早速、職域接種の当番医師として働いてきました。

近隣の某大企業での職域接種を、私の勤務先が全面協力することになりました。
会場はその企業のビルで、毎日当院から医師・看護師が当院から派遣されて接種が行われています。

私も早速当番が割り当てられたので行ってきました。

私の仕事は問診し、接種の可否のサインをすること。
あとは体調不良者の初期対応をすること。

幸いにも私の担当時間帯で、アナフィラキシーなどの重篤な反応を示す方はおらず、つつがなく完了しました。

基本、大きな持病がない65歳未満しかもその大企業にお勤めの方とあって、理解力など問題がなく、すごくスムーズでした。

企業側責任者の方が…

会場設営や、人の誘導などは企業側のスタッフの方がしてくださいます。

私の時間帯が終わって、企業側の現場責任者の方にご挨拶をして帰るわけですが。

責任者の方から「困った社員はいませんでしたか?」と聞かれました。

いや…、こういうの企業側に患者さん(社員さん)の問診情報を流すことになるので「医師の守秘義務」の範疇の話。

企業側の現場責任者が口に出すには、ふさわしくない質問だと思いました。

もちろん「いえ…特に」という模範解答でやり過ごしました。

そんななか職域接種にもストップが

今週の初めから同僚たちと「報道では商店街などでも職域接種とか言い始めているけど、範囲が拡大適用されすぎている。大丈夫か?」
「そもそも職域接種に行ける医師や看護師は足りるのか?自力で集められるのか?」という懸念をしていましたが。

申請が多すぎ、ワクチン供給量よりも多くなりそうだということで新規申請がストップだそうです↓

職域接種では見込み量として多すぎる量を申請する傾向にあるようですね。

使わない場合は最悪破棄です。無駄な申請は慎むべきです。

会場設営や運営もなかなか大変です

仮にワクチンは確保できたとしても、医師・看護師の確保、また密を回避かつ衛生的な会場スペースを本当に自力で設営するのもかなりの労力です。

今回私が職域接種に行ったところでは、従業員数は数万人の会社です。

医師看護師は本当に問診・接種・様子観察だけで、会場設営や受付・誘導はすべて企業側スタッフが行っていました。
企業側スタッフの準備が万端ではないと、医療従事者は本来の仕事を全うできないと思います。

そして企業側がそのために人を出し、スペースも確保するのは、やはり大きくて余力のある会社でないと難しいのでは?と感じました。

それだけの準備やスタッフを自力で確保できないのならば、既存の病院やクリニックを使って分散してワクチン接種したほうが効率的。
なにか副反応が起きた時も適切に対処できる場合が多いと感じました。


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